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【コールドチェーン】カップラーメンの塩に要注意


コールドチェーン カップラーメンの塩に要注意

塩の成分、塩素もナトリウムも必須ミネラルである。日本人が主食としてきた米飯は塩味だけて美味しく食べられた。また、塩を利用した漬一物を大量に食べていたし、魚も塩魚として保存、輸送性を高めていた。1965年に科学技術庁が「食生活の体系的改善に資する食料流通体系の近代化に関する勧告」を発表した。

この勧告は「コールドチェーン勧告」とも言われたが、日本人の食生活の問題点を検討したところ、欧米諸国に比べて高血圧·脳卒中が多く、その原因は腐敗防止に使う塩の摂取が多すぎることにあるとの結論になった。

そこで、生産者から消費者までを低温の鎖でつなぐコールドチェーンが必用とされた。しかし、当時は冷蔵庫も普及してなこのような銀を使っての流通ができる筈もなかったが、この勧告がきっかけになって減塩運動が始まった。この運動によって塩の摂取量は減少し、日本人の平均寿命を延ばすことに大きく貢献した。

専売公社の調査によると当時一人一日当たり消費量は28グラムであったが、2010年の国民健康·栄養調査によると男性11.4 女性9.8グラム、県民健康·栄養調査によると男性10.8、女性9.1グラムになった。しかし、これでも多いことは確かで、日本高血圧学会は6グラムを目指しており、6グラムになるとがんが半減すると主張する学者もいる。

私が、よく質問されることに、うどんと塩の関係がある。店によって異なるが食品成分表によると生うどん2.5バーセントに対して、ゆでうどんは0.3ミパーセントである。つまり、大きな釜でゆでることによって塩は溶出する。ただ、つゆにも塩が入っている。つゆの塩分含量は店によって異なる一が飲み干さないことである。なお、ラーメンのつゆはうどんのつゆよりも塩味が濃い。

加工食品には栄養成分の表示が義務づけられている。しかし、塩はナトリウムで表示されているので、塩の量に気が付かない人が多い。
ナトリウムのニ五四倍が塩である。カップラーメンは一食品当たりナトリウム2グラムの表示が多いが、実際の塩は5.08グラム。
カップラーメンには要注意である。

健康へのトビラVL8より抜粋
文章:北川 博敏先生

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