商品説明
江戸時代初期に開発されて昭和30年頃まで主流だった入浜式。
塩田の広さは900平方メートル、中央付近に塩分がついた砂をろ過する「沼井」を4台、
隣接する萱葺き屋根の建物はかん水をためておく「かん水壷」と、平釜でかん水を煮詰めて塩の結晶をつくる「釜屋」があります。
ポンプで海水を引き入れる以外はすべて昔のままに復元して塩づくりをしています。
1. 浜引き
「まぐわ(馬鍬)」という道具をたてよこに引いて砂をならす。
最後に仕上げをして斜めに引く。
2.浜飼い
浜引きのあとで塩を砂につけるため海水をまく。
1日に2~4回で3~4日間続けると塩が砂に着く。
(途中で雨が降ると濃度が下がる為最初からやりなおしとなる)
3. 入鍬
塩がついた砂「キラレ」を「柄振」とうい道具を使って、「ぬい沼井」という台にいれる。
4.穴すえ / 5.もんだれかえ
沼井(ぬい)(台)の中に入れた砂を「きんぐわ(金鍬)」という道具でたいらにならして沼井(ぬい)(台)の横に埋めた
「下穴がめ」という水槽の薄い「かん水(海水)」を「もんだれじゃく」という道具で沼井(ぬい)の中に入れる。
6.あげ水
海水を「にないおけ(担桶)」という道具で沼井のなかに入れ、砂をろ過し濃度を濃くする。
7. 穴掘り
沼井の中に入れた砂を金鍬で沼井の外に掘ってだす。
8. 釜炊き
釜屋の中にある平釜で塩水を煮つめる。(月に1~2回)
9. 打ち上げ
煮詰めた塩を「塩受け」にいれる。
10. 塩床
「塩受け」から「塩床」と呼ばれる木の箱にあつめる。