暑い夏は外出や運動の機会が減り、冷房の効いた室内で長時間過ごすことも多くなります。さらに、汗によって体内の水分が失われやすいため、夏の終わりは疲れやだるさがたまりやすい時期です。体調を整えるためには、適度に体を動かすことが大切です。
とはいえ、残暑が続くなかで外を歩いたり、体がだるいときに運動を始めたりするのは、なかなか難しいものです。
そこで今回は、自宅で手軽にできる「毛管運動」をご紹介します。
仰向けに寝て、上げた手足を細かく振動させるだけなので、体力に自信がない方や運動習慣のない方にも取り入れやすい健康法です。
この記事でわかること
- 毛管運動とはどのような運動なのか
- 毛管運動の基本的なやり方
- 無理なく続けるためのポイント
- 毛管運動後に水分補給が大切な理由
- 毛管運動と柿茶を組み合わせる方法
30秒でわかる結論
毛管運動は、仰向けになって両手・両足を上げ、小刻みに振動させる運動です。特別な道具を必要とせず、寝たまま行えるため、運動が苦手な方にも取り入れやすいのが特徴です。初めて行う場合は、30秒から1分程度を目安に、無理のない範囲で始めてみましょう。運動後は、柿茶などで水分を補給することも大切です。
毛細血管を健やかにする「毛管運動」とは?
毛管運動とは、仰向けになって両手・両足を心臓より高い位置へ上げ、小刻みに振動させるエクササイズです。
「毛管」とは、全身に張り巡らされている毛細血管のことです。
毛細血管は、細胞の隅々へ酸素や栄養を届け、二酸化炭素や老廃物を受け取る役割を担っています。
毛管運動では、両手・両足を心臓より高く上げ、細かな振動を与えます。
重力と振動を利用することで、手足の末端に滞りやすい血液が心臓へ戻るのを助け、血液循環&新陳代謝を活発にすると考えられています。
激しく体を動かす必要がなく、寝たまま行えるのも毛管運動の特徴です。
体力に自信がない方や運動習慣のない方、暑さや天候の影響で外出しにくい日にも取り入れやすい運動です。
毛管運動の基本的なやり方
1.平らな場所に仰向けになる
畳や床など、体が沈み込みすぎない平らな場所に仰向けになります。
首の下には木枕や硬めの枕を置きます。タオルを丸めたものなどで代用しても構いません。
2.両手と両足を垂直に上げる
両手・両足が体に対して直角になるよう、天井に向かって上げます。手は肩幅、足は腰幅程度に開きましょう。
3.足の裏を天井と平行にする
足首をできるだけ直角に曲げ、足の裏を天井と平行にします。膝が曲がらないよう、アキレス腱やふくらはぎが伸びる姿勢を意識します。
膝を伸ばすのが難しい場合は、無理に伸ばす必要はありません。少し膝を曲げたり、足を壁や椅子に預けたりして、楽に続けられる姿勢を取りましょう。
4.手足を細かく振動させる
両手・両足を付け根から細かく振動させます。大きく揺らすのではなく、「ブルブル」と小刻みに震わせるのがポイントです。
1回2分、1日に2回行うのが基本ですが、慣れないうちは30秒程度から始めてもよいでしょう。
無理なく続けるためのポイント
毛管運動は、正しい回数よりも無理なく続けることが大切です。
- 最初は30秒から1分程度でも構いません。
- 膝を伸ばすのがつらい方は、少し曲げた状態で行いましょう。
- 足を壁や椅子に預ける方法もあります。
- できるだけ硬めで平らな場所を選びましょう。
毛管運動の後は柿茶で水分補給を
体のめぐりを考えるうえで、毛管運動と同じくらい大切なのが水分補給です。
血液には多くの水分が含まれています。体内の水分が不足すると血液が濃くなり、スムーズに流れにくい状態になります。
いわゆる「ドロドロ血液」と呼ばれる状態です。
血液の流れが滞ると、冷え・むくみ・肩こり・肌の乾燥の原因にもなります。
せっかく毛管運動を行っても、水分が不足したままでは、健やかなめぐりを保つことはできません。
手足を動かして外側から働きかけるとともに、飲み物で内側から水分を補うことが大切です。
柿茶はノンカフェインなので、朝はもちろん、夜眠る前にもお飲みいただけます。一度にたくさん飲むのではなく、日中も少しずつ、こまめに補うのがおすすめです。
栄養も一緒に摂るなら「柿茶の粉茶」
水分と一緒に柿の葉の栄養を摂りたい方には、「柿茶の粉茶」がおすすめです。
粉茶は、柿の葉を細かな粉末にしているため、通常の柿茶では茶殻に残ってしまう脂溶性のビタミンA・E・Kも一緒に摂ることができます。
ビタミンEは健やかな血液のめぐりを助ける栄養素です。
毛管運動と柿茶の粉茶を組み合わせ、運動と栄養の両面からめぐりをサポートしましょう。
毛管運動についてよくある質問
毛管運動は何分くらい行えばよいですか?
1回2分、1日2回が基本ですが、最初から無理をする必要はありません。慣れないうちは30秒から1分程度から始め、少しずつ時間を延ばしてみてください。
膝が伸びない場合はどうすればよいですか?
無理に膝を伸ばさず、少し曲げた状態で行って構いません。足を壁や椅子に預けると、姿勢を保ちやすくなります。
毛管運動はいつ行うのがおすすめですか?
朝起きたときや、夜眠る前など、毎日の生活に組み込みやすい時間がおすすめです。決まった時間に行うと、習慣として続けやすくなります。
布団やベッドの上でもできますか?
硬めの布団やマットレスであれば行えます。体が深く沈む柔らかいベッドでは姿勢が安定しにくいため、床や畳などの平らな場所がおすすめです。
まとめ
毛管運動は、仰向けに寝た状態で両手・両足を上げ、細かく振動させる健康法です。
特別な道具を用意する必要がなく、自宅で手軽に始められます。
夏の終わりは、暑さや冷房、運動不足などによる疲れが表れやすい時期です。
朝晩の毛管運動とこまめな水分補給を習慣にして、夏の疲れを持ち越さないようにしましょう。
まずは今夜、布団に入ったときに1分間の毛管運動から始めてみてください。
The effects of aging on the cutaneous microvasculature
Kelly RI, et al. J Am Acad Dermatol. 1995; 33: 749-56.



