青い手袋のスタッフが、柿茶の箱を手に取って仕上げている様子

▼【柿茶本舗ブログ】

ティーバッグ14,000個を仕上げた1日。柿茶本舗の工場をご案内

柿茶は、収穫した柿の葉から、どのような工程を経て商品になるのでしょうか。

香川県坂出市にある柿茶本舗の工場で、製造の一日を取材しました。この日に作っていたティーバッグは、約14,000個。これだけの数を作りながら、一つひとつを人の目で確認し、最後の箱詰めまで手作業で仕上げています。

ティーバッグの包装、異物混入を防ぐ検査、出荷に向けた梱包まで、柿茶の工場で行われている品質管理と、そこに込めた想いをご紹介します。

この記事でわかること

  • 柿茶本舗が有機JAS(有機加工食品)の認証を受けて製造していること
  • ティーバッグができるまでの4つの工程
  • 人の目と機械で行っている異物混入の検査
  • 柿茶の品質を守るための衛生管理

30秒でわかる結論

柿茶本舗の工場では、取材した日に約14,000個のティーバッグを製造していました。柿茶本舗は有機JAS(有機加工食品)の認証を受けており、ティーバッグの目視確認、金属探知機での検査、窒素充填、計量、手作業での箱詰めまで、機械とスタッフの目と手で仕上げています。作業後の清掃や機械のメンテナンスも欠かさず、毎日同じ品質の柿茶づくりを続けています。

1.有機JASの認証を受けた工場で製造

柿茶本舗の製造工場に並ぶ、ティーバッグ製造用の機械

柿茶本舗は、有機JASの登録認証機関であるJONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)から、有機農産物・有機加工食品の認証を受けています。柿茶は、この工場で製造しています。

有機JASは、国の規格(日本農林規格)にもとづく制度です。原材料の栽培方法だけでなく、製造・加工や保管の方法についても国が定めた基準があり、認証機関の検査に合格した事業者だけが「有機JASマーク」を付けることができます。

有機栽培した柿の葉を使うだけでなく、工場での製造や管理も、定められた基準に沿って行っています。有機JASの意味やマークの見方は、有機JASの柿の葉茶とは?認定の意味と選び方のポイントでくわしくご紹介しています。

2.柿茶ができるまでの4つの工程

ティーバッグを作ってから商品を梱包するまでの工程は、主に2名のスタッフが担当しています。

製造現場を支えているのは、勤続23年のベテランスタッフ。機械を操作するだけでなく、ティーバッグの状態や数量のチェック、梱包まで行います。

ここからは、柿茶のティーバッグがどのように作られ、商品として箱に収められるまでの工程をご紹介します。

①不織布で茶葉を包み、ティーバッグを作る

白いロール状の不織布がセットされたティーバッグ製造機

写真のロール状の白い素材は、ティーバッグに使う不織布です。

機械が茶葉を一定量ずつ不織布で包み、三角形のテトラ型に仕上げていきます。

取材した日に製造していたのは、1リットル用柿茶500袋分。1袋には28個のティーバッグが入るため、合計14,000個を作ります。

機械から次々とティーバッグが出来上がっていく様子は圧巻です。

製造機の前に座り、ティーバッグを目視で確認するスタッフ

出来上がったティーバッグは、一つひとつスタッフが目視で確認します。

柿の葉に残った硬い茎などが不織布に当たると、小さな穴が開いてしまうことがあるためです。

約14,000個のティーバッグをすべて確認するのは根気のいる作業ですが、安心して柿茶をお飲みいただくためには欠かせない工程です。

②金属探知機でチェック

金属探知機のベルトコンベアを通るティーバッグ

目視確認を終えたティーバッグは、金属探知機に通します。

万が一、機械の部品が欠けるなどして小さな金属片が入っていては大変です。そのため、金属などの異物が混入していないことを確認してから、袋詰めの工程へ進みます。

人の目と機械による検査を組み合わせ、見落としがないように確認しています。

③袋に詰めて窒素を充填

アルミのパッケージに袋詰めする機械と、並んだ柿茶の袋

検査を終えたティーバッグは、機械でアルミのパッケージに詰められます。

袋詰めと同時に行うのが、窒素の充填です。袋の中に窒素を入れることで、酸素による茶葉の酸化を抑え、柿茶の香りや鮮度をできるだけ長く保ちます。

パッケージも、柿茶の品質を守る役割を担っています。

④量を確認し、一箱ずつ仕上げる

スタッフが手作業で柿茶の箱を組み立て、封をしている様子

袋詰めを終えたら、計量して決められた量が入っているかをスタッフが確認します。

最後は商品を箱に納め、手作業で一箱ずつ封をして完成です。

迷いのない手つきで箱を組み立て、テープをきれいに貼っていく様子は、まさにベテランの技。普段みなさまが手に取っている柿茶は、こうした作業を経て送り出されています。

3.柿茶の品質を守る衛生管理

安心して飲める柿茶を作るためには、工場内の衛生管理も欠かせません。

作業を終えた後は、機械や作業スペースを丁寧に清掃します。機械のメンテナンスもスタッフが行い、次の製造に備えています。

こうした日々の積み重ねで工場内と機械を清潔に保ち、毎日同じ品質の柿茶を作り続けています。

4.よくある質問

Q.ティーバッグはどれくらいの数を作っているのですか?

取材した日は、約14,000個のティーバッグを製造していました。この日に作っていたのは1リットル用柿茶500袋分で、1袋に28個のティーバッグが入るため、合計14,000個になります。

Q.柿茶は有機JASの認証を受けていますか?

はい、柿茶本舗はJONAから有機農産物・有機加工食品の認証を受けています。有機栽培した柿の葉を使うだけでなく、工場での製造や管理も、定められた基準に沿って行っています。

Q.異物混入を防ぐために、どのような検査をしていますか?

スタッフによる目視確認と、金属探知機による検査を組み合わせています。出来上がったティーバッグは、スタッフが一つひとつ目視で確認します。その後、金属探知機に通して金属などの異物が混入していないことを確かめてから、袋詰めの工程へ進みます。

Q.袋に窒素を入れるのはなぜですか?

酸素による茶葉の酸化を抑え、柿茶の香りや鮮度をできるだけ長く保つためです。柿茶は、袋詰めと同時に袋の中へ窒素を充填しています。アルミのパッケージも、柿茶の品質を守る役割を担っています。

まとめ

取材した日、柿茶本舗の工場では約14,000個のティーバッグを製造していました。

機械を活用して効率よく製造する一方で、ティーバッグに穴が開いていないか、決められた量が入っているか、パッケージや箱がきれいに仕上がっているか。大切な確認や仕上げは、スタッフの目と手で行っています。

機械や設備は時代に合わせて進化してきましたが、「安心して、おいしい柿茶を飲んでいただきたい」という想いは、創業当時から変わりません。次に柿茶を手に取ったときは、その一袋ができあがるまでの工程にも、思いを巡らせてみてください。

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執筆:井上(柿茶本舗/香川県坂出市・創業75年の柿の葉茶専門店)
最終更新日:2026年10月

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