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宵越しのお茶は飲むな

「宵越しの茶は飲むな!」という格言がありますが、ご存知ですか。
格言が現在にも生きていると言う事は、何か真理があるからだと思います。
間違ったことはそう長くは残らない。でも格言が意味するところの理由は知らない事が多い。
私もこの格言の意味は知りませんでした。 で、調べてみました。

甲田光雄先生が書かれた「健康養生法のコツがわかる本」にその答えがありました。

曰く、お茶の中にはカテキンなどポリフェノールが豊富に含まれています。それらがお茶の中に溶け出し、それを私達が飲んでいるわけです。一回一回、少量ずつ溶けだしたものであれば、健康上プラスになる事が多い。だから、お茶は健康食品の中に入っているくらいです。
しかし、お茶にお湯をそそぎ、一晩中そのまま放置しておいたものには、多量のポリフェノールが溶け出しています。そのお茶を飲んで果たして健康上、大いにプラスになるのか、これが問題なのです。
昔から、お茶が大好物というたくさんの先人たちがこの宵越しのお茶を飲んだ結果、健康上悪いということを体験的に知ったのでしょう。そこで「宵越しのお茶は飲むな」という言い伝えが自然に出てきたのだと思います。この先人たちの体験的知恵を、やはり私たちは参考にすべきではないでしょうか。

一方柿の葉茶の場合は、ふつうのお茶よりはカテキンなどのポリフェノール含有量がずっと少ないのです。だから宵越しの柿の葉茶でも有害ではありません。
しかし、ビタミンCは時間とともに徐々に減ってきますから、できるだけ速やかに飲んでしまうようにすることです。・・・・後略

宵越しが何故悪いのかを、ネットで更に調べると、

淹れたてのお茶の茶葉は、タンニンの抗菌作用で保護されていますが、タンニンは水溶性なのでどんどん茶葉から溶け出し、時間がたつと抗菌作用が薄れ、タンパク質を多く含む茶葉は腐敗しやすくなります。それが体に悪く、最悪 食中毒にもなりかねない。・・・との事でした。

柿の葉茶は宵越しでも良いが、緑茶の宵越しは、飲まない方が良いと言う事でしょうか。

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