年末までにやっておきたい「感染対策・健康管理」やることリスト
年末といえば、大掃除や年賀状、買い出しなど、やることが増える時期。このタイミングに、年末年始を元気に過ごすための感染対策や健康管理も一緒に整えておきましょう。
人の出入りが増え、生活リズムも乱れやすい年末年始に向けて、行動に移せるリストをご用意しました。
- 事前に整えておきたい【準備編】
- 年末年始に意識したい【行動編】
の2つに分けて、チェックリスト形式でご紹介します。
1.年末準備でやっておきたいことリスト
年末年始は、来客や外出が増えたりと、いつも以上に感染リスクが上がりやすい時期です。忙しくなる前に、タオルや消毒など環境を整えておくことで、家族みんなが安心して過ごせます。
■トイレやドアノブのアルコール消毒を習慣化
手洗いをしていても、環境にウイルスが残っていると感染リスクは下がりません。トイレ、ドアノブ、手すり、テーブルなど、手が触れる場所の環境消毒を毎日の掃除に組み込みましょう。
■洗面所のタオルを人数分用意する
手洗いや洗顔で使う洗面タオルの共有は、家庭内感染の原因になりやすいポイントです。家族それぞれ専用のタオルを用意しておきましょう。来客が多い場合はペーパータオルを活用するとより安心です。
■歯磨き粉を共有しない
意外と見落としがちなのが、洗面所まわりの共有物。歯磨き粉の共有は避け、自分専用のものを用意しましょう。
■年末年始の相談先・医療機関を確認しておく
休日や夜間に体調を崩したときに慌てないためにも、休日診療や夜間救急、相談窓口を事前にチェックしておくと安心です。
2.年末年始の行動で意識したいやることリスト
年末年始の感染対策は、いつもの行動を少しだけアップデートするのがコツです。手洗いの回数を増やす、顔を触らない工夫をする、睡眠を最優先にするなど、毎日の積み重ねが年末年始の体調を左右します。
■ 手洗いの回数を増やす
帰宅時や食事前だけでなく、こまめな手洗いを意識しましょう。手洗いは、1回あたり「ハッピーバースデーの歌を2回分」ほど時間をかけましょう。餅つきや調理の前後なども、忘れずに手洗いします。
■共有するものは指で触らない工夫をする
ドアノブやエレベーター内の操作ボタン、ドア、電車のつり革など、不特定多数の人が触れるものは、できるだけ指先で触らないことを意識しましょう。
具体的には、ドアノブは手のひらで、エレベーターのボタンは第二関節で、ドアは腕や肘で押して開けるなどを意識するだけでも、感染リスクを下げることにつながります。
■自分の「顔」を触らない
接触感染では、その多くが目・鼻・口といった粘膜からウイルスが侵入することで起こります。ウイルスの付着した手で、無意識に目や鼻、口を触ってしまうと、粘膜や結膜を通して感染する可能性があります。
特に顔は、考え事をしているときなど、気づかないうちに触ってしまいがちなので、まずは顔を触らないことを意識しましょう。
■マスクは清潔に保管する
外したマスクを、腕や顎にかけたり、机の上に直接置いたりするのは要注意です。再び装着したときに、付着したウイルスやホコリを吸い込んでしまう可能性があります。
マスクを途中で外すときは、ビニール袋やマスクケースに入れる、または清潔なティッシュの上に置くなど、清潔に保管しましょう。
■睡眠を最優先にする
何より大切なのが、しっかり眠ることです。睡眠7時間の人と比べて、6時間未満の人は風邪に4.2倍、5時間未満では4.5倍罹患しやすいという研究報告もあります。
年末年始は生活リズムが乱れがちですが、感染対策の基本は睡眠です。できるだけ睡眠時間を削らずに過ごしましょう。
■お茶を用意する
こまめにのどを潤すことも、感染対策のひとつです。お茶を用意しておくと、自然に水分補給ができるでしょう。自分用としてはもちろん、年末年始の来客時にも役立ちます。
のどの乾燥を防ぐことで、ウイルスの侵入を防ぎやすくなります。同時に、1年頑張った自分を労わる時間にもなるでしょう。
3.まとめ
年末年始は、どうしても忙しくなり免疫力が下がりやすいため、環境や行動から対策していきましょう。ご紹介したリストは、どれも特別な対策ではありませんが、接触を防ぐことに繋がります。
年末年始の体調管理で、気持ちよく新しい年を迎えましょう。
三田市「感染症流行期への備えと年末年始の相談先」
船橋市「家庭内感染を防ぐために」



