
「食事中に水やお茶を飲むと、胃液が薄まって消化に悪い。」
このような話を聞いたことはありませんか?
実際に、「柿茶は食前・食後・食事中のどのタイミングで飲むのが良いですか?」「血糖値が気になるから食事中に飲みたいけど良いですか?」というご質問をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、適量であれば食事中に柿茶を飲んでも問題ありません。
一方で、「ビタミンCをしっかり摂りたい」「食後の血糖値が気になる」など、飲む目的によっておすすめのタイミングは異なります。
今回は、「胃液が薄まる」という話は本当なのか、研究結果も交えながら、柿茶のおすすめの飲み方をご紹介します。
食事中の水分で胃液は薄まる?
食事中に水を飲むと一時的に胃液は薄まりますが、薄まり続けるわけではありません。
胃では胃酸や消化酵素が働き、食べ物を消化しています。そのため、「食事中に水分を摂ると胃液が薄まり、消化できなくなる」と心配される方もいます。しかし、水を飲んだら胃酸が薄まり続けるというわけではありません。
健康な男性6人を対象とした研究では、コップ1杯(約200mL)の水を飲んだところ、飲んだ直後は胃内のpHが上昇し、胃酸が薄まった状態になりました。
ところが、その状態は長く続かず、約3分後には元の酸性状態まで回復したことが確認されています。
胃は必要に応じて胃酸を分泌するため、適量の水分であれば自然に調整できるのです。つまり、一般的な食事で飲む程度の水分であれば、過度に心配する必要はないといえます。
食事中の「飲む量」と「食べ方」
では、まったく気にしなくて良いのでしょうか。ポイントになるのは、水分の「量」と「飲み方」です。
例えば、
- 一気に500mL以上の水やお茶を飲む
- 食べ物を毎回飲み物で流し込む
- あまり噛まずに食べる
このような食べ方では、胃への負担が大きくなる可能性があります。
特に、よく噛まないと唾液が十分に分泌されません。唾液には消化酵素が含まれているため、よく噛むことは胃の負担を軽くすることにもつながります。
食事中に何杯も水を飲みたくなってしまうときは、食事を少し薄味にすると良いでしょう。
食事中に柿茶を飲むメリット
柿の葉にはポリフェノールが含まれており、食後の血糖値に関する研究も行われています。
健康な人を対象とした試験では、柿の葉茶浸出液を濃縮した飲料を白米と一緒に摂取したところ、食後15分の血糖値の上昇が有意に抑えられました。
食後に眠くなりやすい方や、血糖値の急上昇が気になる方など、血糖値への働きを期待する場合は、食事と一緒に柿茶を飲む方法もおすすめです。
ビタミンCを目的に飲むなら食間がおすすめ
一方で、柿茶にはビタミンCも豊富に含まれています。
柿茶本舗では、ビタミンCをしっかり補給したい場合は、食間や空腹時など、食事と少し時間を空けて飲むことをおすすめしています。
これは「食事中に飲んではいけない」という意味ではなく、食事中以外にも柿茶を飲んでビタミンCを効率的に補うという考え方です。
例えば、朝起きたあとや午前・午後の休憩時間、就寝前のリラックスタイムなどに飲むことで、食事の影響を受けずにビタミンC補給ができます。
まとめ
コップ1杯程度の水分であれば胃液が薄まるのは一時的であり、数分で元の状態に戻ることが分かっています。
そのため、食事中に柿茶を飲んでも、消化への影響を過度に心配する必要はありません。
また、食後の血糖値が気になる方は食事中に、ビタミンCをしっかり補給したい方は食間に飲むなど、目的に合わせて飲み方を工夫するのもおすすめです。
毎日の食生活の中で、ご自身に合ったタイミングで柿茶を楽しんでみてください。
【参考】
A Glass of Water Immediately Increases Gastric pH in Healthy



