3. 読み物

芭蕉の句に出てくる柿の葉

柿の葉

若葉して御目の雫拭はばや(若葉して御めのしづくぬぐはばや)

「お堂のあたりには若葉の香りが満ち満ちて、まばゆいような初夏の光である。
この中にひとり安座されている鑑真和尚の尊像の盲いた御目のしずくをぬぐって差し上げたいものだ。」と言う意味。

芭蕉四十四歳の折、江戸から郷里伊賀上野を訪れ、翌年、高野山~奈良~須磨・明石と巡ったときの句である。この若葉とは当時「唐招提寺」の周りに植えられていた「柿の葉」であろうということを以前散見したことがある。

「柿」は八世紀中国から伝わって、江戸時代には幕府の奨励もあってかなり庭先に植えられたらしい。甘いものがあまり手に入らない当時に、簡単に実をつける柿は.庶民に喜ばれたらしい。

さて何度も難破の苦難に遭いながら、盲目となってまで日本への布教を果たそうとした「鑑真和尚」の像を前にして、芭蕉はさぞかし感慨深かったに違いない。
初夏の「柿の若葉」というのは盲目の目の癒やしに最もふさわしいと思われる。
「柿の若葉」をじっと眺めていると、ビタミンBが豊富に含まれているということもさることながら、生気がみなぎってくるような気がしてくる。

これは他の木の葉では味わえないものである。
「柿の葉」は本質的に人の生気に力を与えてくれるものらしい。一度「唐招提寺」による機会があれば、その周辺をゆっくり眺めてみたいものだ。

 

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