佐野典子先生と初めて出会ったのは12年前の2011年の事。
坂出市発祥の自彊術を香川県で広めたいとの意向だった。
その時、初めて「自彊術」なる言葉を聞いた、自彊術って ” 何 ” と思った。
大正時代、坂出市高屋町出身の手技治療師・中井房五郎氏が考案した健康体操で実業家の 十文字大元をこの術で快癒させたことがきっかけで十文字が後援し世に広めた。
全31種類の動作(体操)を順番に行うことで、健康を増進して病気も改善に導くことを目的としている。
ラジオ体操よりずっと古く、今や自彊術は100年間以上続いている数少ない健康体操。
昭和62年9月に普及会が発足、現在公益社団法人 自彊術普及会に発展し約48,000人の会員がいると聞く。
こんな大きな組織がある事も坂出が発祥である事も知らず、先生の話を聞いた。
香川の地で坂出の地でこの体操を広めたいとの先生の熱意が伝わってきた。
2011年というと丁度 NPO法人健康を考えるつどいが発足した年。
当時は50名は収容できる建屋があったので、そこを「健康会館」と名付け健康スクール教室のひとつとして活動を開始させた。
あれから12年、先生の努力が実り指導者の資格者も生まれた。
頭の下がる思い、これからもよろしくお願いいたします。
↓ NPO法人が発行する機関誌・健康へのトビラ Vol.34に掲載された記事
↓ 佐野先生からの手紙