柿茶を飲んでいる方の中には、「どんなやかんや急須で淹れるか」まで意識されている方も多いのではないでしょうか。
柿茶はポリフェノールなどの成分を豊富に含むお茶。その特性を考えると、やかんや急須の素材選びも、味わいや飲みやすさに影響します。
ここでは、柿茶を淹れる際におすすめのやかん・急須の種類と特徴について解説します。
1.やかん・急須の種類
やかんや急須には、さまざまな素材があります。それぞれの特徴を知っておくことで、用途に合わせて選びやすくなるでしょう。
■鉄製
南部鉄器などに代表される鉄製のやかんは、お湯を沸かす過程で鉄分が溶け出しやすいのが特徴です。また、水道水に含まれるミネラルがやわらぎ、まろやかな白湯になるともいわれています。
■ 銅
銅のやかんは熱伝導率が高く、お湯が早く沸くのがメリットです。水道水中の塩素を分解し、口当たりのよい白湯が作れるとされています。また、銅は水に触れることで抗菌作用を発揮する性質もあります。
■アルミ製
昔ながらの麦茶づくりでおなじみのアルミ製。軽くて扱いやすく、お湯が早く沸くため、たっぷりお茶を作りたいときに便利です。
■ステンレス製
ステンレスはサビに強く、丈夫で長持ちする素材。手入れのしやすさや耐久性を重視する方に向いています。
■チタン製
チタンはアルミより軽く、ステンレスよりも強度が高め。さらに、サビにくく金属臭が出にくい素材です。 お茶の風味を損ないにくく、アウトドアなどでも使える頑丈さがあります。
■ホーロー(琺瑯)製
デザインや色が豊富でインテリアとしても楽しめるホーロー(琺瑯)は、金属の表面をガラスでコーティングした素材。酸や塩分に強く、におい移りがしにくいのが特長です。汚れもつきにくく、見た目の美しさを保ちやすい点も魅力です。
■陶器製
陶器の急須は、表面の微細な穴に含まれた空気によって、お茶の味わいがまろやかになるという説があります。日本茶との相性が良い素材です。
■ガラス製
ガラスの急須やポットは、飲み物とお茶の素材が反応しにくく、味や匂いの影響を受けにくいのが最大のメリットです。そのため、お茶本来の風味をそのまま楽しめます。また、ガラスはお茶が抽出していく様子を目で楽しめます。
2.柿茶を淹れる際に注意したいやかん・急須
柿茶にはポリフェノールが豊富に含まれています。そのため、鉄製のやかんや急須では、成分が反応してお茶が黒ずむことがあります。そのため、柿茶を淹れる際には鉄製のやかんはあまりおすすめできません。
鉄製のやかんは、柿茶とは別のタイミングで白湯用として使うなど、用途を分けて取り入れるのがおすすめです。
3.柿茶におすすめのやかん・急須
お湯を沸かす工程では、アルミ・ステンレス・銅などの金属製やかんを使っても問題ありません。
特にアルミ製は軽く、柿茶を1リットル以上たっぷり作りたいときにも扱いやすい素材です。
一方で、アルミやステンレスは金属のにおいが気になったり、茶渋がつきやすい場合もあります。そのため、柿の葉本来の香りや、やさしい味わいをより楽しみたい方、また、淹れた柿茶をポットなどでしばらく保存する場合には、陶器・ホーロー・ガラス・チタン製がおすすめです。
なかでもガラス製は、素材の影響をほとんど受けず、柿茶本来のやさしい風味をそのまま楽しみやすい素材です。抽出されていく柿茶ならではの琥珀色を目で楽しめる点も、日々の一杯を心地よい時間にしてくれるでしょう。
4.柿茶の淹れ方
柿茶に含まれるポリフェノールなどの成分は、ぬるめのお湯よりも、しっかり沸騰したお湯の方が抽出されやすいとされています。そのため、やかんで淹れる場合は、お湯を沸騰させた後、火を止めてから柿茶のティーバックを1〜2袋入れましょう。
煮出すとビタミンCなどが壊れ、苦みも出るので、必ず火を止めてからティーバックを入れるようにします。
基本的には、飲みきるまでティーバッグを入れたままでも問題ありませんが、味が濃くなるので、お好みに合わせて途中で取り出すようにしましょう。
5.まとめ
柿茶を美味しく、心地よく楽しむためには、茶葉だけでなく、やかんや急須の素材、淹れ方にも目を向けてみましょう。
ポリフェノールを多く含む柿茶は、素材との相性によって、色や味わいに違いが出やすいお茶でもあります。道具選びと淹れ方を意識しながら、毎日の柿茶を習慣として楽しんでいきましょう。




